2/17/2009

願いは声に出そう

ロサンゼルスに訪れる機会があって、先週滞在していました。
滞在中に、素晴らしい人たちに会う機会に恵まれました。
「LA着物クラブ」の前会長の高瀬隼彦様と、会長の鶴亀彰様、会計の小林政子様です。
LA着物クラブは、鶴亀様のお声かけによって高瀬様を中心に10年前の1999年に数人の仲間からスタートしたそうです。2000年1月1日午後1時に着物姿でロサンゼルスにあるリトル東京のノグチイサム広場に集まり、新年の挨拶をし合い、記念写真を撮るという極シンプルな会からはじまりました。
アメリカ人を含む会員も増え、3年後に第1回新年総会を開催したそうです。

ロサンゼルス滞在中に、LA着物クラブの人にお目にかかれればと思いご連絡差し上げたところ、急なコンタクトにもかかわらず、とても優しく心広く、お目にかかれる機会をいただきました。私がロスからニューヨークに帰る予定の15日に総会の開催日で、「滞在する日を延ばせるのなら総会に出席しますか」とまで、お声をかけてくださいました。ニューヨークで仕事が入っていたので、15日の早朝にはLAを発たないといけなかったので、残念でしたが総会には出席できませんでした。

お会いしたのは、リトル東京にある京都グランドホテルで、LA着物クラブの前会長の高瀬様が設計をしたホテルでした。
ホテルに私が着いたときには、高瀬様と、白と緑を基調とした素晴らしい着物と帯をしている小林様がラウンジに座っていました。小林様の着物姿を見ていて、今頃の日本の暦では立春が過ぎ春を告げる鶯の初音が聞こえてくる季節、(「はる」は万物が「発(はつ)」)、そんな草木の芽が出るのを彷彿させるようなあまりに美しいお姿でした。お写真をとらせていただきました。

ホテルの1階ロビーの喫茶店で、沢山お話をしました。

私の拙い夢というか現実になったらいいなって思っている話を、お恥ずかしいですが話させていただきました。とても熱心に聞いてくださいました。

私の願いは、「全米での着物や着付けのネットワークを立ち上げられたらいいな」と思っています。
そのようなことを思ったきっかけは、最近、私のところにアメリカの西海岸から内陸シカゴ、そして東海岸から現地のアメリカ人の方からの問い合わせが増えたことです。
問い合わせ内容に出来る限り応じようとはしても、私自身がアメリカでの生活は1年もたっていなくて、充分な対応が出来ない時が多々あります。
先日はシカゴからの問い合わせがあって、着物の着付けが出来る人を探しているとのことでした。なので、シカゴに住む日本人の間で交わされるネット上の生活情報掲示板を見て、「着付け教室」をしているところが2件あったので電話をしました。2軒ともとても親切な方たちで、日本語が話せない人の着付けも応じていただけるとのことでした。私のところに問い合わせをしてきたシカゴに住んでいるアメリカ人の方に、着付け教室の先生が着付けに応じてくださることや、その連絡先を直ぐにご返答いたしました。
そんなお問い合わせに応じている時に、日本人以外でも大変に「着物という世界」に興味を持っている人が多いことに改めて気がつきました。
そこで、もし着物を通して、エリアを越え、着付けが出来る、または着物に興味がある、そんな皆様と連携していけたらどんなに素晴らしい世界が全米で広がっていくのだろうかって思うようになっていました。

でも、私はまだまだ力不足で、アメリカでの生活も儘ならないのに・・・、いろんなエリアの人と連携をするような展開を試みるのは、夢みたいな話だなって思っていたところ、LAに訪れる機会にLA着物クラブの存在を知りました。純粋に着物を楽しまれているのが伝わり、それは何よりも強く人の心のつながりが伝わるものでした。

「全米着物ネットワークを立ち上げたいけど、私がニューヨークの片隅で一人言っていても、ダメだと思って」と話したら、
鶴亀様が、私に素晴らしい話をしてくださいました。
「初めに声を出すのは一人なんだ。でも、皆も違うところにいても同じことに気がついたり感じたりしているもので、一人が声に出すと、集結できるし、一気に皆立ち上がるもの」
白人に席をゆずることを否定したローザ・パークスの小さな行動がアメリカ社会の変革につながった話もしてくださいました。
初めは一人、でも、声に出すと出さないとでは大きな違いなのだろうなって・・・とても夢のある話だと思いました。

高瀬様が、「そしてネットワークが広がってUSA全体総会をして、着物を着た1000人ぐらいで集まったりして!」と笑顔で話してくださいました。

願いを声に出して、
夢が現実になる一歩は先ずそこからなのだろうなって・・・
着物を通したつながりで、人とのつながりの素晴らしさに心から感動した日でした。

*写真は、LA着物クラブの皆様とご一緒に、京都グランドホテル内にて


LA着物クラブhttp://www.lakimonoclub.com/jMain.htm

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    日本に居た頃、和裁士をしていた者です。
    といっても、着つけはできませんが(^^;
    特にNYに住んでいると、いろんな国の方が自分たちの民族衣装を大切にしているのが良く分かります。
    とても素敵な事だと思います(^^)
    日本を出て、改めて日本の文化の素晴らしさを感じる今日この頃です。
    「針供養」懐かしい行事です。

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  2. 和裁士さん、コメントありがとうございました。とても大変仕事ですよね。
    私も和裁をしていたので、分かります。
    着物は着付けが出来る出来ないも重要ですが、着物と長く付き合うということも重要だと思います。
    その意味でも、和裁は素晴らしい、着物文化の後継者だと思います。

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