3/26/2009

100年の時を越えて今に伝わるもの

ニューヨークにあるMoMA近代美術館で「Into the Sunset: Photography's Image of the American West」のプレビューがありました。着物を着て伺いました。
着物でMoMAのプレビューに伺うのは、今回で3回目です。
いつも会場内では、お洒落な人が多いですが、着物を着ているのは私一人だけでした。
少々勇気がいりますが、着物を着てMoMAのプレビューに行くと、気持ち良い緊張感と初心に戻ります。
昨年の6月に夫の仕事の都合で日本からニューヨークに引越しをしてきました。
そして私は着付け教室を開きましたが、はじめはどのようにこの土地の人たちに「kimono」を受け入れていただけるのか全く分からなかったので、何か機会があるたびに、またMoMAのプレビューの招待状が届くたびに着物を着て伺うようになりました。
そして、会場内でいろんな人に声をかけられました。
「so beautiful!」特に女性が声をかけてくれます。

昨年のMiroのプレビューの時は、ペルーから来ているという記者をしているご夫婦が「写真をとってもいいですか?」と声をかけてくれて、一緒に写真をとったあとに、いろいろお話をしました。 (その時の写真です。結城紬の着物に、塩瀬の帯で姉様模様です。)
着物の関心度が高いことをいつも実感しています。そして着物を通して、声をかけてくれた人たちとお話がいろいろできて楽しい時間を過ごしています。

プレビューのあとに、美術館の目の前のイタリアンで食事をしました。
昨年9月のゴッホのプレビューのあとにもこちらのイタリアンで食事をしました。その時、私は紅型の着物を着ていました。
店員さんが、「あなたのことを覚えているわ」と言ってくれて、ゴッホのプレビューのあとにレストランに寄った時のことを覚えていてくれました。そして、その店員さんが着物についていろいろ尋ねてきました。今回着ていた着物は大正時代の着物だったので「約100年前の着物」と言ったら大変驚いていました。 (写真が100年前の小紋の着物で、この着物を今回は着て行きました)

今回のプレビューは
「Into the Sunset: Photography's Image of the American West(夕焼けの中へ:アメリカ西部の写真家のイメージ)」
その中にも、100年以上昔の写真がありました。
着物も写真も、表現の媒体は違っても、「美」そして「芸術」は時を越えて伝わるものなのですね。
http://www.moma.org/visit/calendar/exhibitions/97

プレビューのあとに入ったイタリアン「Il Gattopardo」は、南イタリアやシチリア料理を得意とするレストランです。
レストラン名の「Il Gattopardo」はヴィスコンティの映画で有名な「山猫」にちなんでつけられたそうです。映画自体はシチリアの没落貴族を描いた、華美で有名なものです。
http://www.ilgattopardonyc.com/

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