3/24/2009

銘仙

銘仙って、魅力的ですね。先染めでありながら、これだけの色鮮やかさを表現しています。

銘仙は、もともと、養蚕農家が自家用に造ったものでした。良質の生糸を採った後の屑繭から造られる固い糸(熨斗糸)で造った太い糸を、緯(よこ)糸に使った織物です。
倹約令(1839年)が出された江戸時代には質素な着物を着ることを余儀なくされ、質素な素材として江戸で流行しましたが、明治時代に入ると経(たて)糸などの技法も組まれ縞柄が織られ、大正時代には細玉糸が用いられた絣銘仙が創られました。
そして西洋を意識した派手な柄や色に発展をしていき、色鮮やかな洋花など「大正ロマン」の代表格のように銘仙は語られるようになります。
写真のように、銘仙は、先染めの素材の絣の風合いと、大胆な色彩・柄が特徴です。

先日、撮影の仕事で、着物を使いたいとのことで、アメリカ人の方と仕事をご一緒しましたが、銘仙は気に入っていただけませんでした。
後染めの友禅などが、とても好まれていました。
最近日本では、先染めの銘仙や紬が流行っていると聞いたことがあります。
銘仙・紬など、お洒落な普段着として着て行く場所も多く選べます。着物が日常のファッションになりつつあるのでしょうね。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    銘仙についてのブログを書いている者です。

    日本ではまた銘仙の人気が復活しているのですが、アメリカ人にはダメでしたか・・・

    おそらく欧米の方の日本に対する感覚とは違うのでしょうね。

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  2. そうなのですよ・・・。撮影の現場では、ですが、取り入れてもらえませんでした、多分個人的な思考より、広告の方向性の問題だと思います。
    私は銘仙が大好きです。
    これからも、登夢さんのページでチェックします!

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