8/15/2009

夏には麻の小千谷縮


今回の夏、小千谷縮がニューヨークの家に届き、密かに夏を楽しめる贈り物のような存在です。
袖を通して、「こんなに清涼感を感じる着物があるなんて」と思いました。
ニューヨークは日本より湿度が低いとは言っても、雨のあとは少しモアとした湿っけがある暑さを感じます。今年は雨が多いです。なので、この爽やかな着心地の麻の着物が絽や紗よりお気に入りになっていました。
天然の苧麻(ちょま)から紡いだ細糸だけを使った麻織物が小千谷縮です。
私の小千谷縮のあまりぎれ(仕立ての後に余った布(余り裂・あまりぎれ))には、製造元の刻印とともに小千谷縮についての説明が丁寧に書いてありました。
「緯糸に強度の撚りをかけ丹念に織り上げ、入念に”湯もみ”をすることによって独特のしぼを生じさせて、名品「小千谷縮」となります。何百年も変わらぬ風合いを持ち続け、そのさらさらとした肌触りと清涼感は夏の着物としてはもちろんのこと、シャツ、ブラウスなどの洋服や、寝装品としてもご愛用いただいております」
寝装品・・・確かに、寝苦しい熱帯夜には良いのかもしれないですね。

着物の柄は大好きな縞、キリッとする感じがします。
そして、箪笥に眠っていた麻の帯・・・、なんだか着物ととっても相性が良い。
これだけ、相性の良い着物と帯がそろうと、帯揚げ帯締めが・・・なんだかつけたくなくなる。
思い切って、逆に個性的に絞りの帯揚げに羽矢の帯締めをしてみました。不思議に、なんだか面白く良いです。
ザックリと着て、着心地の良さがそのまま普段着の装いとして反映されるって、粋な感じがして、こうした着物とも身近に付き合えるのが夏の着物の少し贅沢な楽しみなのかもと思いました。

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