3/07/2010

アメリカ人の着付け師

ニューヨークの私の着付け教室の生徒さんで、キャミちゃんと呼んでいる大学生の女の子がいます。着付け教室に通いはじめてから、一週間に一度、毎週通っていました。
法学部に通い、司法の方面での将来の夢もしっかり持っていますが、日本文化が大好きで、日本語の勉強と、そして日本舞踊のお稽古、三味線もお稽古しているとのことでした。
着付け教室で、私がつたない英語で頑張って話しかけると、「日本語でお願いします」と、言われてしまうほど、日本漬けになりたいみたいです。
日本語を習い始めたとは思えないほど、急速に上達する日本語・・・、私の英語の上達の速度の遅さを痛感してしまうほどです。
分らないこと、分ったことの確認など、ハッキリとおっしゃってくださるので、とてもレッスンがすすめやすかったです。
全国和装コンサルタント協会が認める二級講師免状にむけて、カリキュラムを全て満たし、そして、日本語での筆記試験も、しっかりこなしました。
昨年の10月は、ジャパンソサエティーというところで開かれた七五三で、着付けのボランティアに参加して、大変活躍したそうです。
今年の中頃には、日本の大学に留学する予定で、引き続き、駒込和装学院の師範科コースにすすみたいと言っていました。師範科コースでは、十二単衣の講習や、花嫁の講習も受けられることを言うと、とてもエキサイティングしていました。
駒込和装学院の諸先生方も、楽しみだとおっしゃってくれて・・・ニューヨークで得た技術を、日本の先生方に引き継げること、私もワクワクしています。
全国和装コンサルタント協会では、はじめて、アメリカ人に御免状を発行いたしました。
本当に、駒込和装学院の先生方に、大変感謝しています。

キャミちゃんとの会話での面白いハプニングはいろいろありました。
絞りの帯揚げを出すと、「きらいです」と笑顔で言うのです。「まあ、なんて、正直な子なのだろう」とスゴスゴと帯揚げを引き出しに戻そおと思ったら「きらいです!」と連呼するので、「もしかして、綺麗です?」と言うと「Yes!」と笑顔で言っていました。「きれいです」が「きらいです」になっていたのですね。
最近では、「この帯、やすいです」と言うので、私の顔が引きつると、それでも笑顔で「とても安いです」と言って、帯を折り曲げる仕草をしたので、もしかして・・・「柔らかい?」と聞き直すと、「はい」と言うので、「安い is cheap」(「安い」は「cheap」)と説明すると、大笑いして、「すみませーん」と叫んでいました。まだまだ、このような話しは尽きないほどありますが・・・
教えている私が言うのも変ですが、本当に、楽しいレッスンでした!

1 件のコメント:

  1. 初めまして。
    京都で着物を染めています。

    アメリカ人の着付師が誕生するなんて凄いですね。
    日本人でも自分の着物を着るのが精一杯なのに。
    それも特定の人だけ。
    着物の良さが分かるなんて、素晴らしいですね。
    先生が良かったのでは?

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