9/26/2010

アート系の撮影

昨日の土曜日にWilhelmさんと言うフォトグラファーさんにお声をかけていただき、スタイリストとして、作品撮りの撮影に参加しました。
Wilhelmさんは、American Expressや車のBMWなど(他多数)大手企業広告を撮影しているフォトグラファーでアメリカとドイツで活躍しています。翌日も、Virgin Atlantic航空の撮影を控えているとのことでした。

アート系で表現をしたいとのことで、洋服に帯という組合わせで、そして、コンセプトは、「お菓子のポッキー」です。
言われるがままに、洋服に帯を結びました。そして、「Hiro、はじめはトラディショナルに撮影していきたいんだ」と言ったので、頭の中がハテナマークでいっぱい・・・。既に、トラディショナルではないのですが、モデルさんの髪形もロングヘアにパンダのお耳のようなものが付いていて、「トラディショナルに簪をさしていきたいんだ」と、またまたおっしゃるので、また私が静止していると、「Hiroに任せる。でも、はじめはトラディショナルに・・・」と言いつづけていました。
この写真がフォトグラファーさんです。

ワンショット目の撮影が終わると、「OH、Hiroの発想はクレイジー」と良い意味で、お褒めをいただきました。うーーーん、言われるままにやっていただけなのだけど。。。

着物を撮影で使いたいと言うと、着物はテーマ性が強く、どうアレンジしてもそのもの「着物」が強く表現されてしまいます。今回のように、「洋服と帯」とかどこかしら和の要素が含まれても「あっ、帯を使っている」「着物をこんな風に使っている」と主役を奪われてしまいます。でも、彼の表現の大らかさと豊かさで、どこか、その着物のテーマ性を越えられる何かしら光るものを感じる感性を持っているフォトグラファーさんだと思いました。出来上がりの作品が楽しみです。

パソコン上で修整がいくらでもきく今ですが、それでも、洋服の裏地が少し1mmほど見えていただけでも、気にしていた姿にとても感動しました。そのものに入り込む気持ちの強さがすごいと思いました。
白いセーターを着ているのが私です。この写真は、即興で、オブジェのように帯結びをつくっているところです。どういう風に写真の作品となっていくのでしょうか?楽しみです。

9/18/2010

NYファッションズナイトアウトでカール・ラガーフェルドと着物

ニューヨークのファッションウィークに伴い、前夜祭的なファッションズナイトアウト(Fashion's Night Out 2010)が9月10日に、ミッドタウンからアッパーイーストにかけてブランド街で催されました。
この催しは、VOGUEの名物編集者であるAnna Wintourさん(映画「プラダを着た悪魔」の題材になった人)の呼びかけにより昨年から全世界的にはじまったファッションズナイトアウトです。

私と、私の仕事を手伝ってくれているスギさんと二人で、ファッションズナイトアウトに着物を着ていくつかのショップをまわりました。
バーニーズの6階フロアーには日本人のデザイナーさんがいました。Kitsuneと言うブランドで、Masaya Kurokiさんと言う方でした。
7階では、若手デザイナーのアレキサンダー・ワン(Alexander Wang) のイベントが行われていて、DJの音楽で大変盛り上がっていました。ご本人も会場に登場です。

ミッドタウンのマディソン アベニュー(Madison Ave)は混雑です。
マネキンは人形ではなくモデルさんたちがマネキンに扮していました。

DKNYのダナ・キャラン (Danna Karan) ご本人に会いました。とても毅然とした素適な女性でした。

何より感動したのが、ミッドタウン53丁目にあるFENDIのショップで、カール ラガーフェルド(Karl Lagerfeldに会いました。少しだけお話しも出来き、大感動!

彼はフェンディ、シャネル、クロエのメゾンのデザイナーを兼任しています。パリとミラノが拠点ですが、ニューヨークで会えるなんて、夢のようでした。着物姿の私たち二人がカールに近づくと、カール自身が小さく手招きしてくれたのでご一緒に写真をとることが出来ました。大らかで優しくて温かな雰囲気のあるカールでした。着物に興味があるのかな?

9/10/2010

世界評価への一歩

The International Photography Awards(ipa) と言う、写真の賞としては大きな世界的な賞があります。
フォトグラファーのYusukeさんの作品撮りで、私が着物スタイリストとして参加した作品が、その賞のHonorable Mention(日本語で言うと奨励賞)に入りました。
ipaのwebサイトには、私たちの作品が載っています。
こちらがそのサイトです。
http://photoawards.com/en/Pages/Gallery/zoomwin.php?eid=8-22165-10&uid=&code=Other_P

撮影をしたのは、今年の4月でした。
ニューヨーク・ロンドン・パリ・ミラノで活躍するメイクアーティストさんや、ヘアアーティストさんも作品撮りに参加してくれました。ご一緒出来て、とても光栄でした。

「着物は難しい-」と皆で叫びならの撮影でした。
コンセプトは固まっていたものの、あまりにも美しい白人男性のモデルさんを目の前にして、頭が真っ白。その美しさをメイクアーティストの本田さんがダークなコントラストを作りだし、着物とのバランスをとってくれました。

また、同じメンバーで作品撮りを計画しています。
皆様とご一緒出来て、着物の表現が世界評価への一歩目を踏み出せたと思いました。


撮影現場の写真です。

また皆様とご一緒出来るのを楽しみにしています!

9/03/2010

カリブ海 リゾートホテルのドレスコード

メキシコのユカタン半島に位置する一帯 Riviera Maya にあるリゾートホテルに宿泊していました。
カリブ海のコバルトブルーってこういう色なのだなって思うほど美しい海でした。自然界の色の変化はグラデーションの美しさをより深くしているようでした。

着る場面がないかもしれないけど、今年仕立てた浴衣を持ってきていました。

一週間ほど同じホテルに滞在していました。ホテルのレストランのドレスコードは "カジュアルフォーマル" と記されていて、こうしたドレスコードは逆に難しさを感じてしまいます。
カジュアルでもフォーマルでもいけない、そして普段仕事するときや日常着の服はリゾートでは最も合わない。
リゾートホテルに長期滞在することに馴れているヨーロッパやアメリカ人の方たちの着こなしの上手さは、「さすがだな」って、いつも思います。
洋服も尽きてきたので、思い切って浴衣を着てみました。正確にはドレスコードのカジュアルフォーマルには相当しませんが、リゾートホテルということで勝手に自分を大目に見ました。

カリブ海のリゾートホテルでは浴衣が似合いそうにないところですが、着てみると夕涼みには良い感じに思いました。(浴衣を着て写真を撮ると一気に日本の旅館にいる感じですが・・・)
浴衣は着心地が楽で、涼しくて、レストランのエアコンがききすぎているところでも適度に過ごせて、実は世界共通、夏の気候に万能ではないのかと大袈裟にも思ってしまいました。

ホテルの従業員の人が浴衣姿の私に声をかけてきました。
私の滞在しているリベラヤマヤのとなりのエリアであるカンクンという街は、とても人気のあるリゾートホテルがいっぱい建っています。
ホテルの従業員の方は、そちらのカンクンのリゾートホテルで和装で結婚式を挙げているのを見たことがあると話してくれました。
カリブ海で着物で結婚式というのも素適な場面であったのだろうなって思いました。

浴衣を着ただけで、宿泊客の方たちに声をかけられました。
「so beautiful」、「Kimono!」などなど・・・
「Kimono!」と声をかけてくれた方に、「これは浴衣です」と私が説明すると、「I know(知っている)」と言ってくれた淑女もいました。

今回宿泊したホテルには、Sushi Bar(鮨カウンター)がありました。海外に出ると、Sushi(鮨)が世界に知られていることに驚きます。

日本の文化は凄いなって思いました。

カリブ海の海風が吹いてくるバーで浴衣で夕涼みもいいですね。