5/14/2011

ゴッホ美術館で着物ファッションショー

アムステルダムにあるゴッホ美術館で、着物ファッションショーを先月の4月15日に行いました。美術館のイベントであるフライデーナイト(春の祭典)があり、私は、美術館側からのご依頼で「着物デモストレーション」を行いました。2部構成にし、前半「着物ワークショップ」で、後半は「着物ファッションショー」です。今回は「着物ファッションショー」について書き留めています。

ゴッホ美術館側が考えてくれていたのは、エスカレーターからモデルさんが上って来て、エントランスを舞台まで横断すると言う長いキャットウォークを用意したいということでした。あとは、キャットウォークでモデルさんたちをどのような構成で見せていくのかは私に任せてくれました。
帯 HINAYA KYOTO
長いキャットウォークは間延びしてしまう感じがして私としては少々心配でした。「お客様の入りにもよるのかな」と思っていましたが、想像していた以上の沢山のお客様にご来場いただき、大変効果的になりました。

イベントの前に、美術館側から図面などをいただいていたので、いろいろ舞台設定を考えてはいたものの、当日の舞台が実際に作られていかないとショーの構成を決定出来ない部分もありました。

今回のファッションショーでメインで登場する十二単、重さがトータル25kgほどあります(鬘も合わせて)。そのような重い十二単を着用して、長い距離のキャットウォークを歩くことは出来ないので、舞台脇に待機していただきファイナルでの登場といたしました。

私は、舞台演出の専門ではありませんが、大学で歌舞伎を研究していて、いろんな舞台を見る機会に恵まれましたが、インパクトが強い物ほど、長く見せる物ではないと思っているところがありました。第一印象の強いインパクトを人の心に残すことは大切です。十二単はファイナルでの登場だけにいたしました。

キャットウォークの最後に歩くのは、束帯を着用したモデルさんです。舞台には、十二単も登場し、着物を着たモデルさんたちもならび、写真で見ると可愛らしいですが、実際の舞台は、迫力が出ました。

いずれの3枚の写真とも、Linda Koleさんからのご提供です。Lindaさん、ありがとうございます。

着物ファッションショーの模様を作品としてビデオで作成し、一昨日、ビデオが出来上がって来ました。ぜひこちらをご鑑賞くださいね。


1 件のコメント:

  1. 着物のファッションショー、素敵ですね。思わずため息が出てしまいました。数十年前、背丈の高いスポーツ体型の日本人の私は、成人式のお振袖を用意する前に「あなたは着物の似合う体型ではありませんね。」といわれた一言で、着物から気持ちの距離ができてしまったことをよく覚えています。でも、このファッションショーをみたり、Hiroさんノブログを読みながら、着物は体格ではなく、気持ちで着るものなのかと思いつつあります。ありがとう。(学生の時アルバイトをしたBenihanaでは、とりあえず浴衣で仕事をしていたのですが。笑)

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