5/18/2011

WAFRICA着物とHINAYA帯で作品撮り

着物のファッションショーでのイベントをする時に、京都西陣のHINAYAの帯とWAFRICAと言うブランドの着物デザイナーのセルジュさんから着物をお借りしておりました。
写真提供  Thomas Laurien

こちらは、先月のスウェーデンでの着物ファッションショーでの写真で、モデルさんが着用しているのはWAFRICAの着物に、HINAYAの金のファブリック(帯生地)をWAFRICAの帯の上に更に結んだものです。

こちらのWAFRICAの着物を打ち掛けのように使って何パターンかの着物や帯を組み合わせ作品撮りをしたいと、ファッションショーの時から思っていました。そのことを、着物デザイナーのセルジュさんにお話しし、作品撮りでの着物の使用許可をいただき、返却日も伸ばしていただきました。ファッションショーで長らくお借りしていた上に、私の作品撮りのために更に長くお借りできることになり、先月ヨーロッパからニューヨークに戻りさっそく撮影の準備をいたしました。

撮影に参加してくれることになったのは、最近ご一緒に仕事をする機会が多いメイクアーティストのAiさんと、Aiさんからの紹介でフォトグラファーのテルさんです。
テルさんが見つけてくれたスタジオは、少し廃墟な雰囲気のある面白いスタジオでした。

5月に入ってから撮影を行いました。こちらの写真は、撮影現場の様子です。テルさんの後ろ姿とモデルさんです。
はじめの切り出しとして、掛下の着物に、掛下帯で文庫を結び、そこに、黒のひなやのファブリックを、抱え帯のようにして巻きつけました。WAFRICAの着物を打ち掛けのように見せるための流れを作る上で、掛下だけのはじまりを一応入れておくほうが良いと思いました。

ファッションの写真にもストーリーがあります。
テルさんは「look and feel」と言う言葉を使っていました。ストーリーと言うより、その言葉の響きが素敵だと思いました。

WAFRICA着物を打ち掛けのように見せたかったので、ヘアセットは、とにかくボリュームある文金高島田のようにしていただくようにお願いしました。今回ヘアセットもしてくれるAiさんも共感してくれました。そして鼈甲風の花嫁用簪をつけました。
こちらの鼈甲風花嫁用簪は、卵甲で出来ています。さすがに今現在、本鼈甲をこれだけ一式そろえることは難しく、大変貴重で高価な物となってしまいました。
簪が沢山ならんでいる箱の中を見ているだけで、至福の一時です。

つい先日、作品の写真が出来上がってきました。
さっそく、WAFRICAのセルジュさんやHINAYAの伊豆藏様に写真をお送りいたしました。写真作品となったことを喜んでくれました。セルジュさん、伊豆藏様、ありがとうございました。

私は欲を言えば、もう少し時間があれば、いろんなストーリー展開が出来たように思いました。
セルジュさんデザインの着物と、HINAYAの帯は、表現の多様性を本当に感じます。限られた時間の中での撮影になりましたが、一期一会、こういう時こそ良い作品が出来るのかもしれないですね。

こちらが、作品撮りでの出来上がった写真で私が気に入った2点です。

Photographer: Teru Yoshida

Photographer: Teru Yoshida

0 件のコメント:

コメントを投稿