7/15/2011

ジャパン・ソサエティーの"Kimono to Kawaii"

”Kimono to Kawaii"と言うイベントが7月11日〜23日まで、ジャパン・ソサエティー(Japan Society)で行われています。そのイベントの中で着物ワークショップのご依頼をいただき、イベント4日目の7月14日に2時間行いました。着物のワークショップとは言え、着物のお話しに終わらず、今回の目的Kimono to Kawaiiなので、フュージョンとしての表現の着物からストリートファッション”Kawaii"の流れも加味出来る内容にしていきたいと思いました。

着物ワークショップを行った場所は弊社のスタジオです。お越しいただいたのは、今回のイベント参加者の10代の子たちで高校生です。
はじめの20分ほど、着物の歴史や着物そのものについて、現在オケージョン別に着られることが多い着物の在り方などをテレビ画面を使いスライドをながしながらお話ししました。
そして、10分程、帯結びを披露いたしました。

フュージョンとしての着物については、今年2月に行われたNYファッションウィークのデザイナーのスーザン・チャンチオロのステージでスタイリストを担当させていただいたので、その時のスタイリストとしてのデザイナーとのコラボ作品をいくつかスライドでお見せしました。
ファッションを表現するとき、テーマやイメージと言うのは最も大切です。スーザンの今回のファッションショーのテーマは ”日本の空” でした。

大空の鳥 
黄金の稲
スライド画像を使い、スタイリング時に自分はどのようにしているのかを伝えました。デザイナー(スーザン)が抱くテーマの世界観を大切に、私がセレクトした帯を元に、イメージしたものを形にしていきます。虹(スライド1)、空に飛ぶ鳥(スライド2)、太陽と大地の恵みである黄金の稲(スライド3)をイメージして、それぞれ作ったスタイリングであることを説明しました。(このファッションショーで使われているのはHINAYA KYOTOの帯です。)
着物や帯のファブリックが、時には着物の形状にこだわること無く洋服とコーディネートしていくのも良いのではないのかと思います。

そして、メインの課題とする、着物に触れるだけではなく、着物を使って自分のイメージするものを創造していくこと(スタイリングしていくこと)をトライしていただきました。

一回目は、テーマを作り自分に似合う着物と帯を選んでいただきました。
二回目は、二人一組になり、相手に似合う着物や帯を選び、自分がイメージするスタイリングをしていきます。

受講者の皆様が着付けを習ったことがありません。なので少し私も手伝いますが、自分たちで、そしてお友だちの手をかりて、イメージする形にしていこうとしていました。
写真のように、素敵なオリジナルなスタイルが出来上がっていました。スタイリストの仕事では独自性や創造性があることが大切で、それはもしかしてスタイリストの仕事に限らず、いろんな仕事において言えることではないのかなって思います。
彼女たちに、「将来何になりたいのですか?」と聞いたところ、中には「政治家」と応えていた子もいました。

自分がしっかりあること、何歳になっても夢や希望を忘れずに、いろんなことを経験し学び養われた創造的な感性を夢に向かって生かしてほしいと思いました。

当初、ジャパンソサエティーの施設内で着物ワークショップをする予定でしたが、なるべく多くの着物に触れて見てほしいため、わざわざ弊社まで来ていただくことをお願いいたしました。ジャパンソサエティーの方たちも快く受けてくれて職員が5人も引率者として来てくれました。

本日、私の着物ワークショップに来てくれた子がブログを書いているのを見つけました。とても楽しかったことや、着物は歩きづらいこと、着付けが難しかったことが書かれていました。そして、最後に「私はとてもラッキーだった」と私の着物ワークショップに参加したことの感想に書いてくれていました。嬉しくて胸が熱くなりました。皆様に出会えた私の方こそラッキーだったし、本当に来てくれてありがとう。
http://kimono2kawaii.blogspot.com/2011/07/kimono-dress-up.html

7/12/2011

再会

今年の2月に引き続き、ローリー・シモンズからご依頼をいただき、彼女のスタジオであるここトライベッカに再び戻ってきました。
ローリー・シモンズは、30年以上アメリカの第一線で活躍するフォトグラファーアーティストです。彼女の作品作りに私が参加出来るのは2回目になります。とても嬉しく光栄に思っています。ローリーご本人とも再会出来て、感動して少し恥ずかしくなってしまいました。

アメリカでは日本のように時代劇のテレビドラマがあるわけでも、キモノの雑誌が定期的に出されている訳でもないので、着物スタイリストとして掴んだ仕事も継続的な見越がたてらえるものが少なく、雑誌や広告などで”着物を使っての撮影”と言うその時だけの単発の仕事がほとんどです。
そんな現状の中、再びご一緒に仕事をさせていただくことになり、ましてや憧れのアーティストさんだけに、この再会は特別に嬉しかったです。

ヘアアーティストの三澤さんやメイクアーティストのルイコさんに今回の作品作りに参加してほしいことをお声をかけさせていただいたところ快く引き受けてくださいました。二人とも素晴らしいアーティストで、二人にとても感謝しております。
作品が出来るのを楽しみにしています。

写真は三澤さん、ルイコさん、私の3人でローリーのスタジオでセットアップしているところです。