9/18/2011

NYファッションウィーク4日目-8日目

CUSTO BARCELONAのショーは、素晴らしかったです。「万華鏡」と言うタイトルがあり、タイトルとコンセプトが合っていて、インパクトが強いアートな感じのデザインでした。3D眼鏡をかけて見る、服の中に3Dがデザインされている物もありました。
次の日のファッション系の情報配信される表紙を多く飾っていました。





国が支援しているデザイナーさん複数が一つのステージを持つと言うものも台湾やアルゼンチンなどで見られました。アルゼンチンのファッションショーを見に行きました。皆様個性的でした。


このショーのアフタ−パーティーがアルゼンチン大使館で開かれ招待されました。8時からのパーティーで、9時から始まる次のファッションショーを見に行く予定が入っていたため、大使館のパーティーに40分ほどしかいられませんでしたが、その短い間にも次々アルゼンチン料理が会場に運ばれ(持ってきてくれる人が一つ一つその料理の説明をしてくれます)、デザイナーさんたちとも話す機会が得られ、こうしたことを通しアルゼンチンに行ってみたくなりました。国が文化や芸術支援をこのような形ですると、いろんな国の人達にも自分の国をアピールする良いきっかけなのだととても考えさせられました。
パーティー会場の大使館内、ファッションショーの動画が大きなスクリーンにながれていました。
パーティー会場の様子

リンカーンセンターで開かれているMalan Bretonのショーを見に行きました。
バレリーナーがいきなり踊り出したので、面白い演出に驚きました。ファッションショーは、CUSTO BARCELONAのように、テーマがダイレクトに服のデザインとしてダイレクトに心に来る感じとは違って、「服毎に、テーマが違うのかな」って思う統一感が私には伝わりませんでしたが、帽子のデザインがとても素敵で、欲しいと思う物がありました。




こういう時、CUSTO BARCELONAの服は、ショーとして見るのは面白いのですが、セレブでとっても特別なパーティーへの出席する機会でもないと着ていく場所がないと思ってしまう服と、Malan Bretonの服のデザインのように、どこかのパーティーに着ていったらおしゃれかなって現実的に考えられる服と、利点はそれぞれにあるのだと思いました。

NYファッションウィーク自体が、元々のコンセプトが高級指向で、大手のユニクロがNYファッションウィークではステージを持たないと言うのにも見られるように、客層的に、やはり現実離れしているようなCUSTO BARCELONAが、NYファッションウィークらしく見えてしまうのかなって思いました。

8日間のNYファッションウィーク2012春夏が15日に終わりました。
ご招待くださいましたデザイナー様たちに、心から御礼申し上げます。
また、次回お会い出来るのを楽しみにしています。
TADASHI SHOJI, Douglas Hannant "Pink", EMERSON, General Idea, Costello Tagliapietra, NAUTICA, ANDREW BUCKLER, FALGUNI & SHANE PEACOCK, Farah Angsana, EVA MINGE, VENEXIANA, Katya Leonovich, LELA ROSE, Guishem, CUSTO BARCELONA, CARLOS MIELE, VLOV, bebe, Jad Ghandour, Perry Ellis, Argentine Designers, IMPROVD, Paul Rogers, tibi, Malan Breton, Sherri Hill, Victor de Souza, GULI, Elene Cassis

9/13/2011

NYファッションウィーク2日目と3日目

NYファッションウィーク2日目、Milk Studiosで行われたCostello Tagliapietraのショーに行ってきました。写真の通り、可愛いです。ユニクロともコラボしたことがあります。二人のデザイナーさんで、ニューヨークのパーソンズというファッション大学で知り合ったそうです。おみやげにエコバックをいただきました。



NYファッションウィークの3日目、リンカーンセンターの”ボックス”と言う小さなステージでは、Farah Angsanaのショーが開かれていました。モデルさんがマネキンのように立ち並び、私たちがモデルさんの周りを歩くという感じです。


なんと、服のテーマであるパンフレットの表紙に、着物姿の女性の写真が写っていました。
着物からインスピレーションを受けたのでしょうか。
帯締めのようなものが、ドレスのベルトとしてコーディネートされていました。

着物からのインスピレーションを受けてデザインされる服は多くあることを聞きます。このテーマを知って改めて見ると、赤と言う色がビビットに感じました。


夜は、ハドソンホテルで開かれたEVA MINGEのショーに行ってきました。
デザイナーさんが服だけではなく、スイムウェアブランドまで立ち上げ、水着からショーが始まりました。水着からドレスまで、120パターンあり、ショーの時間はおよそ1時間近くもかかりました。これほど長いショーは初めてで驚きました。
白と黒を基調としていたので、単調に見えてしまいましたが印象には残りました。



 ショーの後のアフターパーティーの招待状も来ていたのでパーティー会場に行ってみると大音響のライブが行われていました。アメリカのテレビドラマ「Bones」などに出演している女優さんや、多くのテレビドラマに出演している俳優のVincent De Paul(ビンセント・デ・ポール)さんがいました。一言だけですが、お話しが出来て、何とも偶然に次の日のNYファッションショーのCusto Barcelonaのショーでも会い、なぜか「また、会ったねー」のノリで握手をしていました。驚くほど気さくな素敵な人でした。

写真はアフターパーティーが行われたハドソンホテルのライブラリーです。会場の室内ではライブが行われていましたが、驚くほど音が大きかったので、テラスに出て音楽を聞くとホッとしました。

9/11/2011

NYファッションウィークが始まりました

NYファッションウィークが9月8日(木)から始まりました。今回弊社は2月のNYファッションウィークにつづき、二回目の参加資格を得ました。
私の仕事のパートナーであるスギさんとご一緒にリンカーンセンターのメルセデスベンツ特設会場に到着。
初日の8日には、Tadashi Shojiでした。会場内は、写真のようにメディアがいっぱいです。
Tadashi Shojiは日本人のデザイナーの尚司正さんです(そのままですね)

会場の壁紙が森林を思い起こさせるがグリーンが映し出されていました。自然がテーマなのが手に取るように分かりました。
イヴニングウエアがとても印象的で、ショーの構成も素晴らしかったです。
チューリップをイメージするようなカワイイ服がありました。生地の材質感と形状での表現がマッチしていて素敵でした。
    
  

初日の夜には、ファッションズナイトアウトと言うパーティーがいろんなところで開かれています。
今回はご招待いただきましたWホテルで開かれているVOGUE Photo Exihibit(ヴォーグフォト展覧会) "A MODEL'S LIFE (モデルの日常)"に行ってきました。ファッションブロガーでとても有名な中国系イギリス人のSusie Bubbleに声をかけられて、着物を着ていたからか、写真を撮らせてほしいと言われました。
今では、ファッションブロガーで有名な人達は世界を飛び回っているそうです。その中には14歳と言う若い人もいるとうかがいました。こうした有名なファッションブロガーが記事にすると、有名でないファッションデザイナーの服も注目されることもあり、凄い影響力と存在なのだそうです。消費者は、こうしたブログでファッションの情報を集めるため、”ファッション雑誌の危機”とも言われています。雑誌を買う必要がなくなってしまうということなのでしょうか。ファッション業界のビジネスモデルも常に時代とともに変化して行かないといけないのですね。VOGUEのフォトグラファーディレクターが来ているパーティーなのに、スージーのインパクトの方が強く心に残ってしまいました。
180cm以上身長がある美しいVOGUEのモデルさんたちが沢山来ていました。あまりに美しすぎる容姿に驚きです。写真はパーティー会場の様子です。NYファッションナイトアウトはいつも街に美しい活気があふれます。

ファッションブロガーのスージーのwebサイトはこちらです。http://www.stylebubble.co.uk/style_bubble/about-me.html

9/07/2011

原点回帰

先日、カナダのトロントにビザの更新手続きのために滞在していました。ニューヨークからトロントまで飛行機で一時間ほどで到着します。別の国に来た感じがしないほどとても近かったです。 
滞在中、シルク・ドゥ・ソレイユを見に行きました。
見る前に想像していたラスベガスでの派手なショーと言うイメージ(ラスベガスで見たことはありませんが)、それとは違って思ったよりも質素でサーカスらしいサーカスでした。「トーテム」と言う演目で、躍動感ある演出がとても楽しめました。
今回のシルク・ドゥ・ソレイユの演目「トーテム」は創設者のギー・ ラリベルテさんの意向でサーカスの原点に戻ったと聞きました。 最近のショーでは道具や舞台設備に凝り過ぎたことに、本来のサーカスを見失いそうになっていたそうです。
創設者のギーさんは、火を吹く大道芸人でした。その後、サーカス団員から起業家へと変貌したのですが、起業家と変貌しても、クリエーティブな面を兼ね備えた人でした。
シルク・ドゥ・ソレイユのはじまりは、 1984年、ケベック州政府が、文化奨励のための補助金を受け、ギーさんは二人の芸人とともにシルク・ドゥ・ソレイユという名前のショーをスタートさせることが出来ました。州からの補助金がなかったそれまでは3人が率いるサーカス劇団はお客様の入りもあまりなくガラガラだったのだそうです。
元々は、サーカスという文化を守ることから始まったのです。
程なく、従来のサーカスとは違い、美しい演出でカナダで大成功をおさめます。でも、ギーさんは個人的にアメリカ市場が「非常に重要だ」と思っていて、なるべく早い段階でアメリカに進出したいと思っていたそうです。1987年にはアメリカ(ラスベガス)進出を果たします。ラスベガスと言えば、 ショービジネスの世界マーケット狙える場所なので、ビジネス面でもプロ中のプロがいる中で、 ショービジネスの素人であったギーさんが成功を果たして行きます。
「私たちのショーは非常にユニークで、オリジナリティーあふれるものでした。 自分たちのショーを信じていれば、自然と勇気が湧いてきますし、同時に、そこへ飛び込むということに喜びを感じることさえできるようになります。」
と ギーさんはインタビューで答えています。

クリエーティブな面に長け、ビジネスセンスも元々持ち合わせていたのかもしれませんが、そのギーさんが世界の市場を手に入れることが出来たバランスが保てたのも、自分の仕事の在り方を信じることが出来たからだと思いました。これは、他の分野にも言える共通のことではないのかと思いました。
今では世界各地で上演されています。今でも世界公演の一番はじめはカナダ・ケベック州のモントリオールからだと言うこだわりも持っている創設者のギーさん。

シルク・ドゥ・ソレイユが”文化”から始まっていると思ったら、岡本太郎さんの 「進化しつづけてこその文化である」と言う言葉を思い出します。その礎を兼ね備えることのバランスは大切で、今回原点に戻った”サーカス”を行うことに決めたギーさんに考えさせられることが多かったです。進化したものが”別のもの”になっても意味がないということなのかもしれません。

NYジャピオンからの取材中
私のところに情報誌NYジャピオンから取材の申し込みがありました(既に記事になっています)。カナダへの出発前だったので、一度は断ろうと思ったのですが、夫のすすめもあり取材を受けさせていただきました。
取材中記者から「着付け教室をどうしてはじめようとしましたか?」と質問され、「着物を世界へと発信したい気持ちから、先ずは着物を知り触れていただきたい、その窓口として着付け教室をはじめました」と答えているうちに、自分の原点の気持ちがよみがえりました。カナダへの出発前のことなので、ギーさんのことを知る前でしたが、その後に、シルク・ドゥ・ソレイユの背景やギーさんのことを知って、原点に戻れるだけではなく、その原点を持っていることは貴重なことだと思いました。

NYファッションウィークが今週はじまります。弊社も参加資格を取得し、ファッション業界のマーケットに近づいて行っているのかもしれませんが、原点回帰、見失ってはいけないものを分かって、信念を持ち続けることが出来ることで世界へのマーケットに参戦していけるのではないのかと考えさせられました。