5/31/2012

セレブリティーからの仕事

昨年のお話しになりますが、
MARINA SCHIANO(マリナ スキアーヌ)さんから、自身のクリスマスカードを作る撮影の時に、着物を着て撮影をしたいとのことで、仕事のご依頼がありました。

このマリナさん、お会いした時には私自身彼女のことをあまり分かっていませんでしたが、1971年からYves Saint Lrurant(イヴ・サンローラン) とともに仕事をし、トップモデルとして活躍し、後にイヴ・サンローランのアメリカ副社長になります。こちらのwebサイトがマリナさんの後ろ姿です。
http://24.media.tumblr.com/tumblr_m24cnotVm51qbv83so1_500.jpg
マリナさんは、Andy Warhol(アンディ ウォーホル)の作品のモデルとしても有名です。こちらのwebサイトにアンディ ウォーホルがマリナさんをモデルとした作品が載っています。
http://www.christies.com/lotfinder/LargeImage.aspx?image=/lotfinderimages/d50259/d5025914x.jpg
またWoody Allen(ウッディー アレン)の映画「Stardust Memories」にも出演しています。
ファッション業界に広い交友関係を持ち、かなりのセレブリティーです。

この仕事のご依頼は化粧品会社NARSの創業者であるFrancois Nars(フランソワ ナーズ)さんのマネージャーさんから連絡がありました。ナーズさんが撮影をする仕事とあって、とても嬉しく光栄な仕事だと思いました。

ナーズさんに会えるだけでもワクワクしていましたが、そのモデルとなる人がどういう人なのか事前情報をいただけなかったので、普通のモデルさんが撮影スタジオにいるのかなって思ったら、もの凄い迫力のオーラがある素敵な淑女が既にスタジオでお化粧をはじめておりました。

その日、私は大事なナーズさんからの仕事であるにもかかわらず、このお話しが来る前に別の仕事が入っていたため、午後1時30分までしか時間を作れなかったので、私の予定に合わせて集合時間を朝の9時に撮影の準備がはじめられるようにセッティングしてくれていました。
そして、スタジオ内に既にいたマリナさんにご挨拶すると、私の肩を両手でギュッと掴み、開口一発「午後3時までいなさい」と言ったのです。とんでもない迫力についついコクンと頷いてしまいそうでしたが、「結婚式での着付けの仕事が入っていて、グランドセントラル(日本で言う東京駅みたいなところ)を2時に発車する電車に乗らないと間に合わないんです」と、驚きのあまりかなり素直に答えてしまいました。「私の車を出してもいいのよ」と言うので、「ニューヨークの郊外に行くため、電車も車もこのスタジオを出る時間は変わらない」と、これまたかなり素直に答えてしまっていました。

この迫力ある淑女が誰であるか分からなくても、個人の撮影で、フランソワ ナーズさんに撮影させてしまうし、スタジオが「Pier 59」(ピア59はニューヨークの撮影スタジオ)このスタジオは、大手企業広告のVerizonの撮影の時のスタジオで(私はVerizonの広告で着物スタイリストをしました)、個人のお客様の撮影で使えるようなところではないことは知っていたので、ただならぬ人なのだと分かりましたが、自分が出来ることと出来ないことはハッキリ伝えないとと思って、正直に話していました。

『この小娘、この人が誰だか分かっているのっ』て雰囲気がスタジオ内にはありましたが、なぜかこのマリナさんは私のことをお会いする前からかなり信頼してくれていたみたいで、私がマリナさんの着付けをしている時にスタッフが話をしていると、「黙りなさい。ヒロが着付けをするのに集中させてあげなさい」と言ってくれたり、「ヒロ、あなたがいないとこの撮影は成り立たないのよ。分かっている」って、私が着付けをしている最中も言っていました。私はどのように反応していいのか分からなかったのですが、時間内に終わらせることを約束しました。

少々遅くにフランソワ ナーズさんが登場です。
ナーズさんがイメージしていた撮影したいスタイルを、参考資料となる本などを見せていただき、ナーズさんと打ち合わせをしました。日本の伝統的なお化粧の色合いについて参考までにと思って、私が歌舞伎のメイクを例にあげて話をすると、とても興味深く聞いてくれました。

なんとか私が担当する撮影部分を1時30分までに終え、次の仕事へと行くことが出来ました。
マリナさんにお礼を言うと、両手で私の手をギュッと握手をしてくれて、私の手をポンポンと叩いてくれた姿がとても印象的でした。

このマリナさんのクリスマスカードには、ナーズのプロジェクトとしてタイトル名があります。そして、着物スタイリストとしてクレジットをいただき、昨年のクリスマス以降に写真を私のポートフォリオに載せることも許可してくださいました。

今頃になりますが、私のポートフォリオを更新したので、マリナさんの写真を載せさせていただきました。
こちらが、私の更新したポートフォリオです。
http://www.kimonohiro.com/fashion.html
それにしてもニューヨークには、想像を越えるセレブリティーがいるものですね。

この写真は、カメラ前でかまえるフランソワ ナーズさん、マリナさんの後ろ姿、着物を直している私です。


5/18/2012

メジャーリーグベースボールからの仕事

MLB(メジャーリーグベースボール)から、3月にお仕事のご依頼がありました。
オープン戦が日本で開かれるとのことで、その中継をNYにあるMLBファンケーブの中で開かれるレセプションで、20万人のファンから選ばれた9名に着物を着せてほしいと言うユニークな仕事でした。
日本の夜7時の開幕時間に合わせて着物を着せなくてはいけないので、時差の関係で、こちらニューヨークでは、朝の6時までに仕事を完了していないといけませんでした。
朝4時起きで、5時には、MLBのレセプション会場入りいたしました。
レセプション会場内には、テレビが数台重なり巨大スクリーンのようになっていて、内装はバットやボールが壁にならんでいました。野球好きでなくてもワクワクするようなつくりの室内です。

野球のことは何も知らなかったのですが、中継の画面にICHIROがうつっていて、ちょっと嬉しくなったりしました。メジャーリーグの開幕戦を日本で行うなんて日本の野球ファンの人たちも楽しみにしていたのではないでしょうか。

女性2名と男性7名の20万人のファンから選ばれた9名の方たちは、野球の広告塔としても活躍している様子です。
会場には、MLBの関係者が沢山来ていました。

この仕事が終わったあとに、MLBの野球ファンの集いのwebページに、私がうつっている写真もUPされていました。そのwebサイトはこちらです。もしかして、既に写真が変わっているかもしれません。
http://mlb.mlb.com/fancave/index.jsp?content=photos&content_id=28985056#fbid=iUf0pkhDSAh
その写真を見て、着物を着た9名の人たちが、とても喜んで着物を着てたのを思い出しました。

野球のオープン戦が開かれてから、もうすぐ2ヵ月が過ぎようとしています。ダルビッシュ有の活躍は素晴らしいです。そして、NYヤンキースの黒田投手もとても安定して好投を続けています。いつの間にか、この仕事をして以来、野球を観戦するようになりました。

MLBのディレクターのジャクリーヌさんから、仕事のあとに「Thank you!」の手紙が届きました。メジャーリーグは華やかな世界で、普段の私の生活には全く接点がなく、そして遠い存在のような世界でしたが、写真をUPしてくれたり、手紙をくれたり・・・胸がジーンとしました。いつも思うことですが、仕事を通し着物を通し、人と人の心が温かくつながっていくように思います。

5/10/2012

資生堂140周年記念で着物スタイリスト


資生堂140周年記念イベントが5月9日にありました。私は、資生堂アメリカからご依頼をいただき、イベント演出上必要な4人のモデルについて、着物スタイリストとディレクションを担当しました。
着物は弊社コレクションで、帯と帯揚げと八掛のストールはHINAYA KYOTOです。見える形とした八掛はHINAYA KYOTOの生地に、パリのテキスタイルデザイナーがペイントしたものを使わせていただきました。そしてビーズ帯締めは、maco beadsです。
ヘアは、Takeo Suzukiさん、メイクはいつも仕事をご一緒にさせていただいているAi Yokomizoさんにお願いしました。そして資生堂のメイクアップチームも参加してくれました。
写真のような出来映えです。ご依頼の資生堂アメリカからは「モダン」と言うスタイリングへの要望でした。それを可能にしたのは、ヒナヤさんやマコさんの素晴らしいものと合わせられたからだと思います。「とてもゴージャスで良い」とお褒めをいただきました。

着物は銘仙。経緯絣でステンド硝子とバラ園です
イベントでは、4人のモデルさんがそれぞれにSOHO(ニューヨークのダウンタウンでソーホーと言うエリア)で、街頭に立つと言うことでした。
イベント会場もSOHOです。会場は朝の10時〜夜の8時まで開いています。その間ずっとモデルさんは外に立っていました。時折小雨が降っていたので、番傘を用意しました。番傘が着物を引き立てているようでした。

驚いたことに、モデルさんを見かけ写真をとった人が、次々フェースブックやツイッターで写真をUPしていました。もし会場にこられなくても、これだけでも資生堂の宣伝効果があると思いました。
ニューヨークの街の風景を撮り続けているフェイスブックページを持っている人気のある「Humans of New Yorkさん」(その人のページの登録会員数は約10万人、少し有名な方みたいです)たまたまその人が、今回私がスタイリングした着物のモデルさんを街で見かけ、フェースブックに写真をアップしたら、僅かな時間で2000人以上の人たちが「lile(いいね)」ボタンを押していました。
こちらがHumans of New Yorkさんのページです。
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=309468639127243&set=a.102107073196735.4429.102099916530784&type=1&theater

その電波力の凄さに、フェースブックやツイッターの報道力に驚きました。
街頭に立たせるモデルさんの質も高く、その力の入れように、会場と言う枠を越えてイベントを形にする企画力を発揮したのだと思いました。そのような中に、自分がスタイリングしたものが皆様にインパクトとして与える一つの作品となって行くことはとても嬉しかったです。

4/20/2012

再びイタリアの雑誌に掲載されました

 イタリアの雑誌「COLLEZIONI HAUTE COUTURE」の編集部から私の作品を載せたいとのことで、テーマは「ウェディング」でお話しをいただいておりました。昨年の12月に撮影をし、その作品が、取材を受けた内容とともに掲載されました。(写真はその雑誌の表紙です)
前回は、この雑誌の系列である「COLLEZIONI DONNA」から昨年の秋に取材を受けたばかりでした。その時に、私のことを「今後も追いたい」と言っていただき、今回はオートクチュールの方で、私への取材記事や作品を載せていただきました。
表紙が赤紫色のドレスで、美しいですね。このような雑誌に自分の作品や、取材記事(自分の言葉)が掲載されているかと思うと、本を開くのもとてもワクワクいたしました。
こちらが、私の記事と作品です。
作品のフォトグラファーWesley Stringerさん、メイクはAi Yokomizoさんです。とても才能のある方たちとご一緒に仕事ができ、嬉しかったです。これからも皆様と一緒に作品作りを頑張りたいと思いました。作品の出来上がりが、締め切りギリギリになり(過ぎていたかも)、待っていてくれた編集部の方たちにとても感謝です。

4/10/2012

i-Dマガジンに載りました

この表紙の写真の通り、i-Dマガジンと言えばウィンクしています。世界的にメジャーなファッション雑誌で、ニューヨークでは書店でなくてもドラッグストアに行けば手に入るほど発行部数も凄いものです。そのi-Dマガジンはイギリス発。イギリス版Vogueで1980年当時、最年少アートディレクターだったTerry Jones氏によって創刊されました。
表紙を見てもカール・ラガーフェルドが登場するほど、マドンナも表紙を飾ったことがあり、華やかな有名人が毎号表紙を飾ります。
そのi-Dマガジンに弊社のコレクションが先月の3月号に載りました。
世界的に活躍する有名なスタイリストであるPatti Wilsonさんからのご相談から、この仕事ははじまりました。着物のコーディネートをさせていただき、弊社の着物(打掛)を使っていただきました。
参考資料を元に、どのように雑誌に載せる写真のストーリーにしていきたいかをお聞きしました。パティー側の要望は、「トラディショナルであって、トラディショナルになりすぎない」と、いつもながら大変イメージしにくいコーディネートを任されました。
そして、出来上がった作品がこちらです。
i-Dマガジンの編集部がとても気に入ったのか、先月3月の時にi-Dマガジンのwebページの表紙の次に、こちらの作品がweb上でながれていました。
私のコーディネートが、ご依頼をしてくれたパティーのイメージに合っていたのは、とても嬉しかったですし、作品の出来上がったときに、パティーが「思っていた、それ以上だった」と言ってくれた言葉が嬉しかったです。

ファッション雑誌の仕事は、本当に楽しいです。いろんなクリエーティブな人と出会えるのもいいのですが、何よりニューヨークでこのような仕事をしているといろんな国の人たちや、いろんな国から発刊されている雑誌の撮影をNYで行う仕事の機会に恵まれることです。
i-Dマガジンに載ったことをお知らせしてくれたパティーのスタッフにも感謝の気持ちです。
またご一緒に仕事がしたいですね。

4/02/2012

ニューヨークのニューステレビ番組「NY1」にファッションショーが放送されました

NYのローカルテレビのニュース番組「NY1」で3月に行われていたブルックリンファッションウィークエンドのことが「デザイナーの登竜門」と言うことで取材されておりました。
取材では、NYファッションウィークの様子が放送され、次に、前回私がブルックリンファッションウィークエンドのステージを持った時の様子が放送されていました。
前回のファッションショーは昨年の9月で春夏コレクションでした。夏の絽や紗の着物に、オーガンジーの打掛などを中心としたステージを行いました。
想像を越えて反響が良かったので、今回の3月のブルックリンファッションウィークエンドもステージを持つことが出来るご招待をオーガナイザーからいただいておりました。
ただ、私事なのですが、自分の体調がファッションショーを出来る状態ではなかったので、苦渋の選択の末、今回はステージを持つことをお断りいたしました。

一昨日たまたまなのですがテレビを見ていたら、前回ブルックリンファッションウィークエンドでの自分のファッションショーのステージがテレビに放送されていて、嬉しさがこみ上げる気持ちでいっぱいになりました。昨日もテレビに放送されていました。
今は、思うにいかない身体の状態なので、仕事もなかなか進まず辛い時期ですが、NY1に自分のステージに出たことはとても励みになりました。

こちらが私のファッションショーが放送されたテレビ番組「NY1」のwebサイトです。
消えてしまうかもしれませんが、貼っておきますね。
http://www.ny1.com/content/158612/brooklyn-fashion-weekend-tailors-exposure-for-local-talent

3/01/2012

雑誌の表紙に載りました

アジアン・フュージョンと言う雑誌の表紙に、自分の名前が載っておりました。今頃になり気がつきました。本の中の記事には、昨年の私の「キモノ・フュージョン」と言うファッションショーについて書いてありました。
こちらが、その記事のweb サイトです。
http://www.asianfusion-mag.com/2011winter-kimonofusion.php
私のファッションショーにNY現地のメディアの方が何人か来てくださっていたことは分かっていたのですが、このように記事にしてくださっていたのはとても光栄です。
雑誌の表紙には、ジェイソン ウー(Jason Wu)のお名前の下に私の名前が書いてありました。表紙に名前が載るのも嬉しいのですが、大物デザイナーのジェイソン ウーとお名前をならべていただいただけでも信じられない思いで驚きました。
ニューヨークファッションウィーク前にはアメリカのテレビに、ジェイソン ウーがCMに出演していて、遠い存在(今でも同じですが)、遠い世界の人に思って見ていました。

昨年は4つのファッションショーを行い、NYファッションウィークでデザイナーさんとコラボしたり、ヨーロッパやNYブルックリンなどで自分自身のコレクションステージを持ちました。
夢が直ぐに形に見えるようにはならないのと一緒で、反響と言うのはその直後にはなかなか実感出来るものではないのですね。小さな一歩ですが、夢や目的に近づくために形に残していくと、こうして夢へと近づいている形がどこからとなく見えてくるものですね。

2/19/2012

NYファッションウィーク2012秋冬コレクション

NYファッションウィークが先週16日(木)に終わりました。
会期中、毎日のように見に行っていました。
今回の特長ですが、エスニックな感じで、カラーが黒や黄色、濃い青、赤など、ビビットなカラーが多く見られました。
こちらは、Falguni and Shane Peacockと言うブランドのショーの写真です。




 後ろに長く引きずるような服のデザインも目立ちました。写真だと見えないのですが、こちらの服は、後ろ側だけ引きずるスカートになっていました。
次の写真は、CARLOS MIELEです。




写真の通り、なぜか後ろ姿にばかり注目してしまっていました。やはり引きずっています。
次のショーは、Zang Toiです。やはりエレガントです。真っ赤なドレスにボリュームが付け加えられると、とてもチャーミングになるのですが、大人の着こなしとしてはとても難しそうに思いました。



次のショーは、DIESEL BLACK GOLD会場の作りが凝っていました。招待状を私のスタジオまで届けてくれました。凄い人件費がかかっているのではないかと驚きました。
次のショーの写真は、Emersonです。Emersonと言うと、「紫」と言うイメージが直ぐに浮かびます。






こちらのモデルさんは、他のショーでも見かけましたが、女優さんのようで気品があり、素敵だと思いました。
NYファッションウィークが終わった翌日に、世界的にメジャーなスポーツファッションブランドでトレンドリサーチと言う仕事をしているVilislavaさんと言う人を紹介いただき、私のスタジオにまで来ていただいてお話し合いの席をいただきました。彼女のしている仕事は、証券会社に例えると、証券アナリストと言うのでしょうか。もう少し違う例えがあるかもしれないのですが、次来るファッション流行をリサーチしてブランドに所属するデザイナーさんに提案すると言う仕事です。形状とか、カラーとか、テイスト(例えば、エスニックとか、オーガニック傾向とか)NYファッションウィークをいくつか見ていると、沢山のブランドがあるのですが、どこか似ている傾向を持っているのを感じてしまうことがあります。たぶん、こうした次来る流行を提案する方たちの中でもファッションデザインと言うのは作られる要素に含まれているのかなって思いました。
カラーイメージや、服の形状などで、個性的なデザイナーさんもいますが、流行の作り上げて行く過程には、デザイナーさんだけではなく、こうしたトレンドをリサーチして提案する仕事をする人も大役を担っていると思いました。
彼女は、パーソンズと言うニューヨークにあるファッション大学でも授業を持っている専門家でした。沢山面白い話を聞けて、NYファッションをより一層楽しく振り返られました。

ご招待いただきましたデザイナーさんたちありがとうございました。
ZANG TOI, LEATHER JAPAN, Carlos Miele, Mara Hoffman, Falguni and Shane Peacock, Prete & Bruno, Emerson, Whiney Eve, Reem Acra, Honor, LARS ANDERSSON,  Norisol Ferrari, CATOR SPARKS & NIKLAS ANKAR, TADASHI SHOJI, BASIL SODA, Jad Ghandour, Nomia, Eva Minge, Daniella Kallmeyer, Zuzu Kim, bebe BLACK, Carmelita Couture, Vantan Tokyo, Costello Tagliapietra, HELIOS & LUNA, Nautica
また次回会えるのを楽しみにしております。

2/11/2012

NYファッションウィーク秋冬コレクションがはじまりました

2月9日から、NYファッションウィークの秋冬コレクションが、ニューヨークのリンカーンセンターではじまりました。
弊社は、昨年に引き続き今回も参加資格をいただき、ステージを持つデザイナーさんからの招待されたショーを回っております。
本日3日目、Mara Hoffmanのショーが素晴らしかったです。
アフリカンな印象を受けました。エキゾチックなオリジナルプリントとも言えるデザインでした。秋冬コレクションなのですが、全体的に季節を問わないテーマ性が強く個性を発揮していました。秋冬にしては寒いのではないのかなって思う薄手のワンピースやパンツがランウェイで続きました。





デザイナーのマラさんはロサンジェルス発で、「セックス&シティー」と言うアメリカで人気のあった番組のスタイリストさんに見出されたとのことです。
ヒルトン姉妹の妹のニッキーヒルトン(パリスヒルトンの妹)が愛用していて会場に来ていたようです。写真のようにショーがはじまる前に入ってくる何人かのセレブなお客様にテレビカメラの取材が所々向いていました。

ショーが終わったあとに、バックステージ(楽屋)に行きました。デザイナーのマラさんとお話しが出来て、二人で写真を取りました。お洒落なお客様が沢山来ている中で普段着の私でお見苦しいですが、写真は向かって右がマラさんです。

2/05/2012

お母様の着物 70年代

私の大切な友人が旦那様の仕事の都合でニューヨークから日本に本帰国するとのことになりました。彼女の本帰国前にお会いしたいと思っていたので、お互いに時間がなかったのですが、先日わずか1時間30分ほど、私のスタジオでランチをご一緒しました。私が午前中に仕事が入っていたため、友人はNYのダウンタウンにある中華街にまで行ってベトナムサンドイッチを買ってきてくれました。中華街とは言え、いろんな国の種類の飲食店があります。ベトナムはフランスの植民地時代があったその名残でベトナムサンドイッチと言えばフランスパンが使われています。とても美味しかったです。そして、友人のその気持ちがとても胸がいっぱいになり嬉しかったです。
友人からは、昨年の7月に彼女のお母様のお着物をいただきました。遠慮している私に、彼女自身と彼女のお母様からの贈り物だから受け取ってほしいと言われました。彼女のお母様が1970年代に着られていた着物なのだそうです。
素晴らしい訪問着です。柄の内容と上品な臙脂色がとても合っているように思います。着物を、写真のようにモデルさんに着てもらいました。この写真を友人に見せたらとても喜んでくれました。

1970年代の着物とはどういうものかと言うと、着物が流行っていた時代であり、着物に限らず何もかもが売り上げピークの時代だったのだと思います。東京六本木に着物店を展開するawaiの店長である木下さんのブログにも以下の通り書いてあります。
戦後の高度成長期、着物も他の産業と同じように成長過程をたどります。1970年代中盤に着物の市場は2兆円市場と言われピークを迎えます。その後、市場規模はどんどんと減り続け、現在では約3千億円と言われています。ユニクロの2008年8月時点の年商が約5800億円ですから、着物市場は一企業の売上の半分という規模なのです。
現在着物市場は、ユニクロ一企業の売り上げ半分と言う規模であるのは有名な話です。
でも、かつて70年代は着物は盛んでした。
そして、その時に出されたデザインは、西洋柄を取り入れた大正ロマンを思わせるようなものもあり、西洋柄を引き立たせるため大柄なものが多くある印象があります。前に、老舗デパートが70年代の着物を海外のブランドと手を組んで洋服のデザインに取り入れ販売会をすることの告知を読んだことがあります。何でもそうなのかもしれないですが、流行のピーク時の物は、良い物が多いです。

友人や彼女のお母様が私に贈ってくれた着物、「ニューヨークで使ってくださいね」と言うお言葉も嬉しく、彼女のお母様自身長く海外生活を送っていたことを聞いていたので、この着物も海外で生活していた時に着ていたのかなって思ったりもしました。
本当に、”お母様の着物”って良い物ですね。
友人が本帰国するのはとても寂しいですが、今まで世界中を飛び回っていた彼女なだけに、またどこかでバッタリ会えるのかなって思ったりもします。
そして、この素敵な70年代着物をニューヨークで伝えていけたらと心から思います。

1/27/2012

イタリアのファッションコレクション雑誌

イタリアのファッションコレクション雑誌、Collezioni Donnaに、昨年11月に私への取材記事が載りました。写真は、ルイヴィトンの洋服が表紙を飾っております。400ページ以上ある雑誌で図鑑のようにやや大きめです。この本は、コーヒーテーブルブックと言う種類に属し、高級指向になっているそうです。自分が掲載された箇所などは、イタリアの雑誌社からいただいておりましたが、雑誌そのものも入手いたしました。
目の前の仕事に追われていて、なかなか、昨年の仕事が形になっているものを、ブログなどに書くこともこのように遅くなってしまいました。
こちらが、この雑誌に掲載された私の記事です。

先日は、VOGUE HOMMES INTERNATIONAL(ヴォーグ・パリから出されている男性の服の雑誌)からの仕事の依頼がありました。ニューヨークには、男性もとてもお洒落な人が多いのですが、その上、個性がとても出ているなって思う事があります。男性の服は、ある意味、形状が皆同じ。着物と少し似ているようにも思いました。その同じ形状の中で、流行を作り、更にその人らしい個性の美しさを引き出していくかが、男性のお洒落の難しさでもあり、面白さでもあると思いました。

1/15/2012

素敵な年明け

明けましておめでとうございます。
ブログを書くのも1月半ばを過ぎてしまい、遅くのご挨拶になってしまいました。

昨年はいろんな仕事が舞い込んで来た年でした。
大学での講義や、ファッションショー、雑誌の撮影、その他・・・。
昨年した仕事が、種を蒔いたように未だに咲き続けています。

年明け、とても素敵なことを知りました。
ニューヨークでジャズハモンドオルガン奏者として活躍する敦賀明子さんのCDが全米で2月14日発売になります。
http://akikotsuruga.com/

私は、このCDジャケットの敦賀さんが着ている着物のコーディネートと着付けをスタイリストとして担当しました。
はじめ、ジャズ歌手の大江千里さんから直接お電話をいただきご相談がありました。
そして、大江千里さんと敦賀明子さんがご一緒に私のスタジオにお越しになってくれて、CDジャケットの着物スタイリストとしての仕事をご依頼してくださいました。
大江さんは敦賀さんの演奏が日本への「希望」となりたい思いもあって、今回着物を使用してジャケット撮影をすることになった気持ちを聞かせてくれました。

撮影をしたのは昨年の6月でした。撮影現場にも大江さんがお越しになっていて、なんと写真のようにお弁当を作ってきてくれていました。撮影現場の皆に温かいお茶まで用意してくれました。これだけの情熱がある姿は、忘れられないです。
セントラルパークを中心に、車でいろいろ周り、撮影をして行きました。
撮影をしたフォトグラファーはベッキーと言う女性で、ベッキーさんはNYで活躍するフォトグラファーです。彼女とは昨年11月に偶然同じバスに乗っていて、「個展をするから見に来てね」と言われました。彼女の作品は奇抜で面白いです。
http://www.beckyyee.com/

昨年の9月に出来上がったCDジャケットを敦賀さんが私のところに送ってくださいました。
そして、年が明けてアメリカのアマゾンでの発売予定が告知されているのを見て、全米に売り出される日が迫っているのを知り、胸が熱くなり、とても嬉しい気持ちになりました。
敦賀さんの演奏は、あの時の撮影現場のスタッフ皆様の熱い思いが引き出されるような、それだけの迫力のある素晴らしい演奏でした。

仕事が形になっていく度に、一つ一つを大切に、それが何時花開くかは分かりませんが、必ず美しい花を咲かせることと思います。
敦賀明子さんの全米でのCD発売を心からお祝い申し上げます。

写真は、CDジャケット撮影中、大江千里さんが敦賀さんの汗を拭いているところです。驚くほど、優しく熱い人でした。