2/19/2012

NYファッションウィーク2012秋冬コレクション

NYファッションウィークが先週16日(木)に終わりました。
会期中、毎日のように見に行っていました。
今回の特長ですが、エスニックな感じで、カラーが黒や黄色、濃い青、赤など、ビビットなカラーが多く見られました。
こちらは、Falguni and Shane Peacockと言うブランドのショーの写真です。




 後ろに長く引きずるような服のデザインも目立ちました。写真だと見えないのですが、こちらの服は、後ろ側だけ引きずるスカートになっていました。
次の写真は、CARLOS MIELEです。




写真の通り、なぜか後ろ姿にばかり注目してしまっていました。やはり引きずっています。
次のショーは、Zang Toiです。やはりエレガントです。真っ赤なドレスにボリュームが付け加えられると、とてもチャーミングになるのですが、大人の着こなしとしてはとても難しそうに思いました。



次のショーは、DIESEL BLACK GOLD会場の作りが凝っていました。招待状を私のスタジオまで届けてくれました。凄い人件費がかかっているのではないかと驚きました。
次のショーの写真は、Emersonです。Emersonと言うと、「紫」と言うイメージが直ぐに浮かびます。






こちらのモデルさんは、他のショーでも見かけましたが、女優さんのようで気品があり、素敵だと思いました。
NYファッションウィークが終わった翌日に、世界的にメジャーなスポーツファッションブランドでトレンドリサーチと言う仕事をしているVilislavaさんと言う人を紹介いただき、私のスタジオにまで来ていただいてお話し合いの席をいただきました。彼女のしている仕事は、証券会社に例えると、証券アナリストと言うのでしょうか。もう少し違う例えがあるかもしれないのですが、次来るファッション流行をリサーチしてブランドに所属するデザイナーさんに提案すると言う仕事です。形状とか、カラーとか、テイスト(例えば、エスニックとか、オーガニック傾向とか)NYファッションウィークをいくつか見ていると、沢山のブランドがあるのですが、どこか似ている傾向を持っているのを感じてしまうことがあります。たぶん、こうした次来る流行を提案する方たちの中でもファッションデザインと言うのは作られる要素に含まれているのかなって思いました。
カラーイメージや、服の形状などで、個性的なデザイナーさんもいますが、流行の作り上げて行く過程には、デザイナーさんだけではなく、こうしたトレンドをリサーチして提案する仕事をする人も大役を担っていると思いました。
彼女は、パーソンズと言うニューヨークにあるファッション大学でも授業を持っている専門家でした。沢山面白い話を聞けて、NYファッションをより一層楽しく振り返られました。

ご招待いただきましたデザイナーさんたちありがとうございました。
ZANG TOI, LEATHER JAPAN, Carlos Miele, Mara Hoffman, Falguni and Shane Peacock, Prete & Bruno, Emerson, Whiney Eve, Reem Acra, Honor, LARS ANDERSSON,  Norisol Ferrari, CATOR SPARKS & NIKLAS ANKAR, TADASHI SHOJI, BASIL SODA, Jad Ghandour, Nomia, Eva Minge, Daniella Kallmeyer, Zuzu Kim, bebe BLACK, Carmelita Couture, Vantan Tokyo, Costello Tagliapietra, HELIOS & LUNA, Nautica
また次回会えるのを楽しみにしております。

2/11/2012

NYファッションウィーク秋冬コレクションがはじまりました

2月9日から、NYファッションウィークの秋冬コレクションが、ニューヨークのリンカーンセンターではじまりました。
弊社は、昨年に引き続き今回も参加資格をいただき、ステージを持つデザイナーさんからの招待されたショーを回っております。
本日3日目、Mara Hoffmanのショーが素晴らしかったです。
アフリカンな印象を受けました。エキゾチックなオリジナルプリントとも言えるデザインでした。秋冬コレクションなのですが、全体的に季節を問わないテーマ性が強く個性を発揮していました。秋冬にしては寒いのではないのかなって思う薄手のワンピースやパンツがランウェイで続きました。





デザイナーのマラさんはロサンジェルス発で、「セックス&シティー」と言うアメリカで人気のあった番組のスタイリストさんに見出されたとのことです。
ヒルトン姉妹の妹のニッキーヒルトン(パリスヒルトンの妹)が愛用していて会場に来ていたようです。写真のようにショーがはじまる前に入ってくる何人かのセレブなお客様にテレビカメラの取材が所々向いていました。

ショーが終わったあとに、バックステージ(楽屋)に行きました。デザイナーのマラさんとお話しが出来て、二人で写真を取りました。お洒落なお客様が沢山来ている中で普段着の私でお見苦しいですが、写真は向かって右がマラさんです。

2/05/2012

お母様の着物 70年代

私の大切な友人が旦那様の仕事の都合でニューヨークから日本に本帰国するとのことになりました。彼女の本帰国前にお会いしたいと思っていたので、お互いに時間がなかったのですが、先日わずか1時間30分ほど、私のスタジオでランチをご一緒しました。私が午前中に仕事が入っていたため、友人はNYのダウンタウンにある中華街にまで行ってベトナムサンドイッチを買ってきてくれました。中華街とは言え、いろんな国の種類の飲食店があります。ベトナムはフランスの植民地時代があったその名残でベトナムサンドイッチと言えばフランスパンが使われています。とても美味しかったです。そして、友人のその気持ちがとても胸がいっぱいになり嬉しかったです。
友人からは、昨年の7月に彼女のお母様のお着物をいただきました。遠慮している私に、彼女自身と彼女のお母様からの贈り物だから受け取ってほしいと言われました。彼女のお母様が1970年代に着られていた着物なのだそうです。
素晴らしい訪問着です。柄の内容と上品な臙脂色がとても合っているように思います。着物を、写真のようにモデルさんに着てもらいました。この写真を友人に見せたらとても喜んでくれました。

1970年代の着物とはどういうものかと言うと、着物が流行っていた時代であり、着物に限らず何もかもが売り上げピークの時代だったのだと思います。東京六本木に着物店を展開するawaiの店長である木下さんのブログにも以下の通り書いてあります。
戦後の高度成長期、着物も他の産業と同じように成長過程をたどります。1970年代中盤に着物の市場は2兆円市場と言われピークを迎えます。その後、市場規模はどんどんと減り続け、現在では約3千億円と言われています。ユニクロの2008年8月時点の年商が約5800億円ですから、着物市場は一企業の売上の半分という規模なのです。
現在着物市場は、ユニクロ一企業の売り上げ半分と言う規模であるのは有名な話です。
でも、かつて70年代は着物は盛んでした。
そして、その時に出されたデザインは、西洋柄を取り入れた大正ロマンを思わせるようなものもあり、西洋柄を引き立たせるため大柄なものが多くある印象があります。前に、老舗デパートが70年代の着物を海外のブランドと手を組んで洋服のデザインに取り入れ販売会をすることの告知を読んだことがあります。何でもそうなのかもしれないですが、流行のピーク時の物は、良い物が多いです。

友人や彼女のお母様が私に贈ってくれた着物、「ニューヨークで使ってくださいね」と言うお言葉も嬉しく、彼女のお母様自身長く海外生活を送っていたことを聞いていたので、この着物も海外で生活していた時に着ていたのかなって思ったりもしました。
本当に、”お母様の着物”って良い物ですね。
友人が本帰国するのはとても寂しいですが、今まで世界中を飛び回っていた彼女なだけに、またどこかでバッタリ会えるのかなって思ったりもします。
そして、この素敵な70年代着物をニューヨークで伝えていけたらと心から思います。