3/18/2014

赤ちゃん抱っこ時に合う帯締め

このブログを読んでくれている人たちに伝えてないことがあります。
子どもが生まれ、もう1歳を過ぎています。
プライベートのことなので、着物の仕事のブログであるこのブログには書かないでいました。

そう思ったのも、妊娠中に切迫早産で絶対安静が必要な時に、大手企業から着物スタイリストとしての仕事が入り、小さな奇跡のようでしたが、その仕事が入ると切迫早産の危機が去り絶対安静が解かれた時でお引き受けすることにしました。 ただ、イベント当日にもし何か起ったら、仕事をやり終えられない可能性もあることの事情を伝えたところ、それについての返答はなく、珍しく仕事日の前に郵送で支払いであるチェック(小切手)が送られてきました。
特に着物スタイリストとしての仕事には、自分の腕の技術でクライアントから求められる物を形として作り上げることをしなくてはいけないので、イベントなど仕事日にどんな事情があってもお休みしたり途中で切り上げることが出来ないほど私のプラベートの事情など全く関係がないわけで、また、逆にそれだけ私の仕事自体を認め必要としてくれているのだと、変に聞こえるかもしれませんが嬉しくもありました。
ご依頼の仕事を無事終えることが出来、その仕事を手伝ってくださったはるみさんが仕事が終わった時に「産まれる前から親孝行な子やなあ」とお腹の中の子に言ってくれた言葉が忘れられないでいます。

その時の仕事を通して、自分の仕事への姿勢にプライベートなことを決して持ち込まないというスタンスが出来上がって、子どもが生まれたことはこのブログに書くことは今までしていませんでした。
今回ブログに書こうと思ったのが、子どもを持ってみて着物の世界も新たに気がつくことがいろいろあり、 そんなお話しを書こうと思って、今までご報告を皆様にしていなかったことの前説をさせていただきました。

先日、ニューヨークのタイムズスクエア近くにある教会で友人の結婚式があり、家族全員で参列してきました。
神父さんが聖書の引用を読み上げ新郎新婦が宣誓する時に皆様で立ち上がるのですが、うちの子は静かに立っていられないまだ赤ちゃんなので私が抱っこして立ち上がります。(写真は、教会の中で子どもを抱っこしている私です。そのままプライベートな写真ですみません)

その時に、丸打ちの帯締めをしていたのですが、なんと帯締めの位置が丁度赤ちゃんの足にかかるのか、抱っこ中でも動く赤ちゃんに帯締めを下に下に追いやられ大分さがってしまい帯が解けてしまうのかと思うほど何とも危うい状況でした。
平打ちをしている時は、こんなこと起きなかったです。丸打ちだとロールしてしまうのでしょうか?

たったこれだけのことを書きたかっただけなのですが(本文より前説が長いですね)、結婚式に限らず赤ちゃん連れで着物で式典に参加する時の自分へのこれからの帯締め選びの参考になったのと、お客様の着物をコーディネートする時にも参考になる発見でした。

きものを着ていることは生活行動の一部なので、いろんな状況で着物を着てみることは大切だと改めて思います。新たな発見が沢山ありますよ。
結婚式のあとの披露宴にもお招きいただきました。友人がお父様と踊った時に流れた曲は小田和正の「たしかなこと」でした。なぜか涙があふれてきました。
無事に生まれてきてくれた子どもを抱っこして、友人の新たな門出の時に出会えたこと、日々小さな奇跡の積み重ねのようで、今と言う「たしかなこと」だったのかなって思います。

今思い出したのですが、妊娠中に仕事をご依頼してくださった大手企業の担当の方や芸術家のローリー・シモンズさんからも、子どもが産まれた時にお祝いの言葉が私のところに届きました。ローリーさんからのメッセージには「美しい。それは絶対的に美しい」と言う言葉でした。

仕事の成立や結果を出すことにはプライベートなことは関係がないのですが、妊娠中にご一緒に仕事をした方たちからは子どもの誕生をとても喜んでくれるメッセージが信じられないほど沢山いただきました。大きなお腹の私のことをやはりどこか気にかけてくれていたのですね。その皆様の気持ちが私の仕事で得た何よりの宝になっています。人が人に思いやりを持てること、それだけは「たしかなこと」だと思えました。

写真は友人の結婚式です。心からおめでとうございます!